行きて帰らぬ、あのリフト

行けば帰らないと知りながら、私はそのリフトに乗る時を待っていた。

篠藤 ユウ

6分 (3,478文字)

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あらすじ

やっと、乗り場に辿り着いた。 待ち望んでいたリフトに乗り込んで、私はたまらなく幸福だった。 もう二度と降りるものか。 またこの時を待つだなんてこと、何が私を引き留めたってーー。 そう、思っていた

感想・レビュー 1

巧みな文章と夢の中にいるような世界観に引き込まれる。ゆっくりと動き続けるストーリー展開に身を任せるのも悪くない。
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