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Betty"s chair

小説 恋愛 その他

Betty"s chair

あめしずく

一本の木が心地の良い椅子になった。その木には沢山の思い出がありました。

休載中

21ページ

更新:2008/10/06

説明

「私のお腹の辺りに、もうずいぶん前に、まだ大木だったときに
若い女の子が、男の子の名前彫ったんだよ。
雨の日だったから、私で雨宿りをしに来たんだろうね。
そわそわしながら…
人間の女の子はいつもそわそわしているね?
頬を染めて。
私に向かって、ああでもないこうでもないって
何かぶつぶつ
必死に唱えてるんだよ。

可愛いね。


雨もやんで、
暫くすると女の子は、自分の名前を彫らずに…

ええ、確かにね。


私にだって、
名前が男か女かくらい分かります。

そして
男の子の名前を書いていってしまいました。

雨だったからでしょう。
傘マークを書いた中に書いてましたよ。

ええ、お腹の辺り。

お腹はどこかって?

座る、丁度お尻辺りですよ。

そのあと、女の子?

ええ、来ました。

何年か経ったときに…

天気の良い日。

小さな女の子と、
一人の男性を連れて。
その女の子は・・・いえ、もう女性ですね。

自分と、小さな女の子の名前を傘の中に書き足して帰っていきましたよ。

あのときの様に頬を染めた幸せそうな表情をしてね。」




☆椅子になった木を中心にした
オム二バスです。

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