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笠かしげ

小説 その他

笠かしげ

みちる

遊太は傾げた菅笠の内に、踏み込むことを許さぬ闇を秘める。

休載中

14ページ

更新:2011/01/29

説明

 人の目を見ないよう、遊太は笠を傾げる。その笠の内に闇を秘めて。
 
 遊女の早苗はその闇に惹かれ、笠を押し上げようと手をのばす。
 
「知りたいか」
「はい」
 
 抱えた刀を抜き、早苗の喉元に突きつける。冷淡な視線で、踏み込むことを許さない領域をつくりだす。
 
「殺すこともできる」
 
 刃が喉に触れる、微かな感覚。
 
 
 とくん、とくん。
 
 
 早苗の中の血潮が、『生』を感じて歓喜の悲鳴をあげる。開いた瞳孔で彼女は遊太の内を探る。
 
「物騒なのね」
 
 喜びを噛み締めながらも、彼女はさも冷静そうに呟く。
 
 彼女にとって、秘めたるものほど暴いてみたくなるものはない。
 
 
 
 
 
 
 
 江戸の民俗的、かつ旅情的な題材に惹かれて書いてみようと発心しました?e
 
 少々、性的な部分で危ない表現もあるかも知れないのですが、伝えたい事は別にあるので悪しからず。
 
 まあ面白けりゃ結構。

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