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おまけ オレ様日記

皆様、こんにちは




吉川 涼です



この度、なんだかんだと
有りましたが
折原 蜜をやっと娶る(めとる)事となりました





結婚式を半年後に控え
そして、やっぱり相変わらずの
屈辱の遠距離恋愛、とやらを
継続している私達ですが……
















特に、オレには有り得ねえ、遠距離
3回目のプロポーズの後も
ひと月に1度の帰国をして







オペと診察と










そして









愛を育みまくっている




健気なオレ









だがしかし、その「健気さ」を
根底から揺るがす事態を










オレは目の当たりにしてしまった

「よしかわ、てめぇ、なめてんのか」



いつも
いつも

本当に有り難く絡んでくれる
折原先生と




「お兄ちゃん、うるさい!」




それを叱咤する妹、蜜




「お酒は楽しく飲んでください」




どうしてだか、葡萄酒系に
大袈裟に反応する折原先生




オレと二人になると
‘蜜を頼んだ’だの‘面倒みてやってくれ’だの


なんだかんだと頭を下げる癖に



ギャラリーが増えると

絡む
からむ
カラム




「おにいさん、日本酒にしますか」



笑いを堪えて
差し入れにと持ってきた一升瓶を
テーブルの上に置く


まぁ、娘を嫁に出す
父親の心境なのは果てしなく分かるが



それにしたってヤりすぎだろぅ







「…………飲む!
蜜、塩辛出して
俺、ブドーは苦手でなぁ」







酔ったフリだったんじゃないか、ってな くらいの変わりようで



宴は何事もなかったかのように
進みだした

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折原先生の時間さえ合えば




帰国時はこうして宴をするようになって
オニイサン事も分かるようになってきた



彼は本当に妹想いで
青春、という時代があったなら、
それを全て蜜の為に勤しんで来たオトコだ



両親が居ないから、負い目を感じさせたくない、という一心で







天性のセンスと
限りない努力の上に立っているこの
オトコに


オレは











勝つ事は出来ないのかも
しれない




だけど
約束をした責任は
ちゃんと果たしたい








まぁ、約束なんかなくても





蜜と一生を全うするけど







楽しそうに
日本酒を飲んで
蜜にデレデレする折原先生を見ながら










そんな事を考えていた










「そーいえば、式場のパンフレット
いつ、見せてくれんだよ、よしかわ」

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