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ジョンはどこだ

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ジョンはどこだ

重いまぶたを意地で持ち上げる。
霞む視界の向こうには見覚えのないシミ。
いつまでも呆けた頭で天井を見つめ違和感を感じる。
はたと、脳裏をよぎる何かが何なのかも思い出せないがそれは大切なものの様な気がして、滑りが悪い道を巡らせる。
天井のシミと頭の中にある見慣れたシミを見比べていると男は思い出した様に叫ぶ。
「ジョンはどこだ」

古ぼけた小さな建物の小さな部屋には大きすぎる声量が木霊する。 
彼は、何を思いこんな男を拐わせたのか。
今、僕として分かる奴の事は、和泉田貴浩という日本の名残を残す名前だけだ。

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