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*鳥の詩*

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*鳥の詩*

僕が君を見つけたのは、飲み会の帰りのことだった。

騒がしい街に掻き消されそうな小さな歌声は、ほろ酔いで気持ちよく帰路につく僕の足を止めた。

微かに聞こえる澄んだ声に振り返ると、ギターを抱えた君がいた。

僕は吸い込まれるように、立ち止まって君の歌に聞き入っていた。


 願いという名のガラスの翼
 それは脆くて儚い翼
 空を飛べない役立たず

 あなたと自由に歌いたい

 あなたを自由に愛したい


歌い終えると、彼女は目を開いた。

小さな溜息を吐いた後、彼女は顔を上げた。

そして、僕たちの視線が重なった。

パチパチと拍手を贈る。

驚いた表情の彼女は、呆然と僕を見つめた後、恥ずかしそうに笑った。


それが、君との出会い。

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*鳥の詩*

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