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じいちゃんと俺っち

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じいちゃんと俺っち



まだ 僕が『俺っち』だった頃―――。

 
 長いこと生きてると
 飯がうまくなったり
 まずくなったりする。
 
じいちゃんが言った。
俺っちはそんなことてんで耳に入ってなくて
いれたての焙じ茶を勢い良くガブのみしたら喉をしたたか火傷した。
 
焙じたての 焙じ茶
 
焙じ器をサラサラと揺する姿を気に入ってるのを知っていて
 
怒りのやり場を求めて離れに走りこんできた俺っちの為に、
初めてじいちゃんがご馳走してくれた。
 
 3歳児には勿体無ぇ
 
お預けをくっていたそれが初めて解禁になった。
俺っちの詠んだ一句によって。
 
 
 

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