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第1章:腐った蜜柑

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第1章:腐った蜜柑


腐った蜜柑


1つが腐ったら周りも腐る


そう言って疎外されてきたあたし。


何がダメなの?


何がいい子で
何が悪い子?


こういう風に育てたのは紛れも無いアンタ達。


作ったのも産んだのもアンタ達。



なのに、ねえ?




あたしは産まれてこなきゃよかったのかな…━━?


●1:不在着信




━━━━━━…

ザワザワ ザワザワ



『楓ー。今日はどこ行くよ?』


ざわつく街中。


通りすぎ行く沢山の人。


今日この日にあたしがここにいること、


誰か覚えててくれるのかな?



『楓~?聞いてる?』


「あっ?うん、ごめん。聞いてるよ~。美樹的にはどこがいい?」


あたしの名前は宮東楓(ミヤトウ カエデ)。


年は先月16になったばかり。


『美樹はね、服欲しいかな~』


隣にいるやけに黒いギャルは美樹。


「あぁ……じゃあ行きますか~。」


『ほいほい♪』


そうしてあたし達は美樹の言う服を購入する為に地下鉄に乗る。


欲しい物なんて溢れてたし
何でも手に入った。


でも本当に欲しいものは手に入ることはなかったね…

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第1章:腐った蜜柑

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