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「意味なんかないんだよ」

彼はじっと前を見つめて
確認するように言った

僕達はカウンターに並び
腰掛けている

僕はグラスの汗を見ながら
黙っていた


僕の方を横目見て、ゆっくりと前に移して続けた

「‥ほかのものに意味を与える事には長けていたんだ。

でもね、自分の意味を見つける事は誰もできやしないし、考えないようにしてる。」





「よくわからないな」

僕は半分程残ったビールを一口で飲み干してそう言った。カウンターの脇に置いてある小さなデジタル時計は23時を刻んでいた

悪くない時間だ。

夜の始まりの23時

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