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雨のなみだ

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雨のなみだ

佑…17歳。

陸…17歳。

『なっ…やめっ!!』
「やめない。」

なんで…?

『どうして…!』

わからない…?


『やめろ!!』

やめないよ…?

「逃げるな…逃げないでくれ…」


お願いだから…


『…佑?』

今まで襲ってきていた手が止まった…襲っていたのは佑なのに…悲しい目をして、辛そうにしていた。


昨日までは普通だったのに…。
今日は……ぁ。
今日は…

『佑…ごめんね?約束…したのに…逃げないから』

「…ぅん…」


思い出してくれた…?



『佑…ごめんね?』
「…うん」


謝ってきた陸は、それから寝るまでずっと抱き締めていてくれた。



「…陸…ごめん…痛かった?……怖かった…よね?」

『佑よりは大丈夫だよ?ごめんね…忘れたりなんかして…』


いいんだ…
抱き締めてくれたから…
逃げなかったから…


『雨がやむまで、佑が眠るまで、抱き締めるよ。』



そう、原因は『雨』

俺を…孤独にした雨。俺から全てをさらった雨が怖いんだ。


やっと、孤独から抜け出してきたのに…また失いそうで怖いんだ。



だから


ずっと…


雨の音がしなくなるまで…


力強く、


抱き締めていてほしい…。


ひとりにしないで…陸。



俺にはお前だけ…。





end

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