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お元気ですか?
俺のこと覚えていてくれたら嬉しいです。

あれなら何度目の手紙だろう?
一度も弥生は返してくれないけど、俺の気持ちは二年前のあの時と一緒だから


また、笑いあって話したい。

            大輝

二年と六ヶ月前・・・


「もしもし!大輝さん?
私、自殺サイトで何度か話した白石美鳥(ミトリ)です。
私は今からマンションの浴槽でリスカします。どうせなら一緒にやりませんか?」

何かに決心を付けたかのように電話の向こうの美鳥は言った。

「・・・いいですね。じゃぁ俺も今からここでしますよ」

大輝は美鳥に言った。

くだらない・・・
ひとりで死ぬのが怖いから誰かを巻き込みたいだけ。
一家で心中するのも同じ。

人間は弱いから・・・


「それでは、準備できました?」

自分の用意がてきたのか、美鳥が相変わらずの高い声で言った。

「はい。では、せーの。で・・・」

もちろん大輝の手には自分をケータイの一つだけ。

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