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序章①

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序章①


「はあ~、今日も暑いな~。いつまでこんな日が続くんだよ~。」


ここは生い茂ったように高層ビルが乱立している東京の隣のベッドタウン。
目立った観光地とかはないが、市の中央には大きなホールがあり有名な歌手がコンサートを行ったり、たまにドラマの撮影などで使用されたりしている。
西には川が流れ、僕は今その川岸の芝生でギラギラ照りつける太陽と向かい合いながら寝そべっている。
隣にはさっきまで一緒にサイクリングしていた同級生の健太がいる。疲れていたのか10分前くらいに寝てしまった。

「本当にいつまでこの暑さは続くんだよ~。」

もう11月の初めであるのにも関わらず、朝の天気予報では「最高気温は36度に達するでしょう。」と天気予報師が言っていた。夏休みから続く真夏日は今日で連続103日目。明らかに異常気象である。熱中症による死者は全国で800人を超えた。国の研究チームが原因究明を進めている…いや進んでいないが正しい表現だろう。

「うわあ!なんだよ!あっちいけ!」
健太は頭に乗ったバッタを必死に払っていた。
「おう健太、起きたか。バッタに起こされるとはな!」
健太は髪を整えながら「バッタと遊んでたんだよ!」と言った。
「こいつといると疲れるな。」

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