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第一章 始まり

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第一章 始まり

貴方の出席番号は何番ですか?

もし、その番号に

貴方の運命がかかっているとしたら・・・・

第一章  1話 「始まり」

新学期になって、やっとみんなが仲良くなってきた。
教室では、みんな騒いでいた。
しかし、出席番号1番の青田 春樹の姿はなかった。
それから数十分、先生が肩を落として入ってきた。
「どうしたんですか先生?」
と、幼馴染の桜 咲が訪ねた
「いや、実はな・・・・・・」
先生の低い声でみんなが黙り込んだ。
「昨日、青田が自殺したと、親から連絡が入ってな」
それを聞いて、みんな騒然とした。
「遺書があってな、{もう我慢できません}と書いてあったそうだ」
それを聞いて俺は、気が付いた
青田春樹は、クラスの岩山、高崎、津田に{いじめ}を受けていた
それで自殺してしまったのだと・・・・・・

青田春樹は背も低く、よくドジを踏んでいた。
勉強はそこそこできていたみたいだった。
それが、いじめの発端、岩山をいらだたせたのだろう。
2年になってから、ずっといじめを受けていたが
みんな岩山を恐れていたせいで
誰も止めようとはしなかった。
俺自身も、止めるのが怖かった

ふと、岩山に目をやると
自分は関係ないと言わんばかりに
高崎、津田と喋っていた。
高崎と津田は、自分のせいだと気が付いている様子だった。
今日の授業はずっと、重い空気が漂っていた。
授業が終わり、みんな肩をおろし
帰って行った。
俺は、幼馴染の桜 咲と渡辺 洋介と一緒に帰った。

帰りながら、青田のことを話した
「まさか、自殺するなんてね・・・・・・」
と、咲が言うと
「そうだよな・・・・・・」
と、洋介が言った。
そこから俺たちは
青田の家に向かった。

インターホンを押すと
目を腫らした、青田のお母さんが出てきた
「私たち青田君のクラスメイトです」
と、咲が言うと
何も言わずに、家に上げてくれた。
静まり返った、家の中
青田のお母さんが
ジュースと、青田の遺書を持ってきてくれた。
そして、涙ぐんで、春樹の話をしてくれた。
「この子はね、生まれたとき、とても小さくて
ずっと、病院から出してもらえなかったの」
俺たちは、青田を思い出し
涙を流した。すると
「あの子のために、泣いてくれてありがとうね」
その言葉を聞いて、また泣いた。
俺たちは、青田が学校でいじめられていたことを
黙っておいた。

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