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そのいち

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そのいち

 あぁ。今日もいい朝だなぁ。歩くのが嫌になる。



 六月半ば。例年より早く梅雨が去り、雨の中を歩くのが非常に嫌いだった俺は歓喜の声を上げていた。しかし、交代でマウンドに登ったのはうんざりする日射し。



 暑くなるのは大いに構わない。なぜかと言うと、気温が高くなればなるほどクーラーか利いた部屋でゴロゴロするのが気持ち良くなる。あぁ、早く来いよ、夏休み。


 かといって高校をサボる訳にもいかず、やっぱりとことこと登校しているけど。ウォークマンを聞きながらだと少しだけ気が紛れる。



「……て、……う」



『忘れてたまるもんかよ!!』



「……けて、……ゅう」



『僕が僕じゃなかったら』

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