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第1話

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第1話

親の都合で転校させられて5日目の朝
中途半端な時期だからかクラスで友達は1人しか居ない


「おはよ、よく寝れた?」

「おはよ…うん。…多部くんは…?」

「僕もそこそこね」


でもクラスの人じゃないけど仲良くしてくれる人、1人いる


「一緒に教室まで行かない?」

「…うん、行く」


寮の1階ロビーで待っててくれた多部くん
学年もクラスも分からないけど、僕が転校してきて2日目の時、『よかったらこれからお昼一緒に食べよ』って言ってくれた優しい人

皆は『帝さま』って呼んでる
から僕もそう呼んだ方がいいのか聞いたら『多部くんって呼んで』って言われた

多部くん、多分先輩なのにいいのかな…


「ハル?何考えてるの?」

「多部くん、何歳?」

「今は17だよ」

「今は?」

「うん、今は。あと3か月で18」


やっぱり先輩だ


「多部さん…の方がいい?」

「『くん』の方がいいな。ハルは誕生日いつ?」

「3月」


早生まれだから


「お祝いした?」

「してない…父さん、母さん、仕事だったから」

「じゃぁお昼、僕がケーキ買ってあげる」


ケーキッ!!!!


「ケーキ好き?」

「っ好き!」

「なんのケーキが好き?」

「なんでも!」


モンブランもショートケーキもチョコケーキも好きだし、フルーツタルトも大好き!


「じゃぁ今週はデザートに色んなケーキを1種類ずつ買ってあげるよ」

「やった!」


多部くん、いい人!
……でも食堂にケーキ、イチゴショートしか見たことないよ?




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