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メガネかけうどん

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メガネかけうどん

殺風景な海岸通り、大昔、流行ったようなさびれたドライブイン、入って行くと、これまた、小汚い食堂、腹が減っていたし、この先店も無さそうなのでダメもとで入っていく、まあ、どうせ、まずいだろうと思いメニューを追う、麺類のところで、ちょっとめくれそうな紙を見ると、メガネかけうどん、と書いてある、隣は、あんかけうどん、その隣は、かき揚げうどん、ずーっと、一通り見ると、他は全部まともである、どうも気になる、値段も540円と普通である、注文を聞きに来たオバチャンに聞いて見る。
「オバチャン、あの、メガネかけうどんて、どんなん」するとオバチャンは面倒くさい顔をして、「ああ、あれか、あれはな、うどんがメガネかけてんねん」と簡単に言うではないか、なんやそれと思いながらますます、気になってくる、オバチャンが面倒くさそうな顔をしているのでそれ以上は聞けずとりあえず注文してみた。
しばらくすると…きたきた、手元に引き寄せ、じっくり見ると、どう見ても、ただの、かけうどんにしか見えない、汁をすすると普通のうどん出汁である、「オバチャン」… 忙しそうにオバチャンが来たので聞いてみる、「オバチャン、これ、どう見てもかけうどんにしか見えへんけど、コレ、かけうどんと、どう違うん…」すると、オバチャンのたまわく「ちゃう、ちゃう、コレは、メガネかけうどん、うどんに目がねぇ~人の為の、メガネェ~かけうどんやで、そやさかい、メニューようみてみ~、かけうどんは無いやろ」………
あ~あ~こんな、ど田舎でやられるとは、参った。

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