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プロローグ1

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プロローグ1

黒づくめのスーツで身を包み、長い黄金色の髪の毛と鋭い目つきの持ち主の美少女は、舞台の役者がよくやる苦悩のポーズをとりながら、尊大な物言いで、いかにも落胆したかのように、私に向かってこう言い放った。

「やれやれ、君も世の中に溢れかえっている俗物の一人とはね。君たちはもっと広い視野を持つべきだよ。あまりにも固定概念に囚われてすぎてるね。まず、君が挙げた一人目だが、確かに彼は『世界一有名な探偵』であることは認めるのはやぶさかではないが、彼のやってることといえば、天眼鏡を持って床を這いまわり、たばこの灰や靴跡を猟犬のように見て回り、自分では論理的思考の持ち主だと思いこんでいるようだが、ほとんどこじつけとしかいいようのない推理で、事件を解決している。彼の推理は穴だらけだよ。まあパートナーの専属伝記作家のおかげだね。彼が世界で最も有名な探偵になれたのは」

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