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幼馴染み

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幼馴染み

「俺、紗南(さな)と結婚する事になった」

日曜日の昼下がり、リビングで漫画を読んでいた俺とテレビを観ていた兄貴。
突然テレビを消した兄貴に名前を呼ばれ、何かと視線を向けた次の瞬間、兄貴は俺にそう告げた。

「……マジ……かよ」

俺が驚いているのは『結婚』という言葉ではない。
誰とするかという所に驚いていた。
兄貴が結婚する相手――紗南というのは、俺と兄貴の幼馴染みの女だ。

俺、槇村(まきむら) 大河(たいが)と兄貴の光河(こうが)と向かいに住む村主(すぐり) 紗南(さな)、それから紗南の妹の夏南(かな)は幼馴染みで、幼い頃からいつも一緒だった。

兄貴と紗南は20歳、俺は16歳で夏南は15歳。
同い年の兄貴と紗南は幼稚園から高校までずっと同じ学校で、周りが認める程仲が良かった。

そんな2人の仲を、俺と夏南だけはよく思っていなかった。
何故なら、俺は紗南を、夏南は兄貴の事が好きだから。

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