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青空だから

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青空だから

「きもちいな、友希」

 おれは力いっぱいのびをして、草原に寝ころんだ。
 日曜日の午後、それも暖かい日差しに満ちた河原には、沢山の親子連れが散歩を楽しんでいる。友希は、連れていた大きな真っ黒いラブラドールの綱を外してやる。それでも、この賢い犬は、すぐには友希のそばを離れない。

「遊んでおいで」

 友希がそういって、草原を指さすと、初めてこの真っ黒い犬は嬉しそうに駆けていくのだ。

「あいかわらず、賢いな。友希の犬は」

「小さい頃から、ちゃんと訓練しているからな」

 友希はおれのとなりに腰を下ろした。友希は黙って、犬が遊んでいる様子を見ている。おれは、寝転がった状態から、そんな友希を見ていた。

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