/ 9ページ

電車と僕

(1/5ページ)

電車と僕

いい加減に、死にたい。
なんて言ったらどうせみんな笑うか怒るかだ。
僕は今日も無意味な勉強を終えて、無意味な人生を歩む。

無意味無意味だと悪態をつきながらも、この前見た電車の通る踏み切りを怖くて渡れなかった。
僕はこんな人間だ。

そういえば、僕の母は列車事故で死んでいる。
醜く血と肉を、そして痛みきった金の髪を広げて、彼女はその場で死んだ。即死だそうだ。

青のカラーコンタクトをはめた瞳がどこへとも知らぬ方向を見つめていたのと、
髪の根本が本来の色である黒へと戻りつつあった事はよく覚えている。

何せ、彼女を突き落としたのは僕だから。

/ 9ページ

電車と僕

(2/5ページ)

みんなが送ったスター数

0

この作品にスターを送ろう!

明日のスターも待ってます!
(1作品につき1日1回 押せます)

新着ピックアップ

急上昇ランキング|ホラー