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新学期

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新学期

ブルブルブルッ ブルブルブルッ

耳の近くで耳障りなバイブレーションに顔をしかめ、まだ眠そうに瞼がピクピクと働くのを嫌がる。

しかたがないので目を閉じたまま手で枕元まさぐり、携帯らしい固く冷たい物が手に当たった。

手慣れた様子で二つ折りにされた携帯の横のボタンを押してバイブレーションを止める。

まだ働こうとしない瞼を左手で擦り喝を入れ、何とか機能を取り戻した瞼をゆっくりと開ける。

そこにカーテンから漏れ出た太陽の光がここぞとばかりに瞼の内側へ侵入してくる。

開けかけた瞼が光を調節するために再び閉じられ、右手で瞼の上に影を作り無理矢理瞼を開ける。

布団から上半身を起こし、眩しそうに目を細めて大きく両手を天井に向けて伸ばし、大きく伸びをして体を解す。

「ん~……。今日から新学期かぁ…。」

手早く制服に着替え、自分の部屋を後にして玄関へと続く階段をトントンと小気味良い音を奏でながら下っていく。

「理恵。今日から新学期でしょ。そんなボサボサの頭で行くつもりなの?」

理恵と呼ばれた少女は口元に手を添えて小さな欠伸を一つついた。

【彼女の名前は北条院 理恵(ほうじょういん えり)。
身長:141cm
体重:ピーガガガ
3サイズ:ボンキュボン!…の予定。
年齢:13歳
備考:すこし発育が遅れがちなのが最近きになっていたりなかったり!。
少し小学校生の雰囲気が残っているが、みんなには頼りにされている。】

「おはよお母さん。ちょっと髪直してくるね。」

洗面所に向かいながら、まだ眠いのか瞼をしきりに擦ってはショボショボの目を開けようと葛藤している。

「はやくしないと朝ごはん食べてる時間なくなるわよ!?。」

ダイニングの方から少し大きめの声で母の声がする。

その言葉を聞いて朝起きてから時計を見てなかったことを思い出した。

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