最後の夢

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最後の夢

此処は夢である。 何故なら、この様な現象は現実では、起こり得ないのである。 辺りには幸せの空気に満ち足りている。しかし、全てに現実感がなく、そこには何もないとしか思えない。確かにそこに見えているのに、だ。この終わらない黄昏の中で、茜色と藍色が混ざり合う狭間の瞬間が続いている中で、私の浅い知識に置いて、起こり得ない現象を否定し一番納得のいく答を直感しているのだろう。
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