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赤い服着た女の子

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ライバルを讃えながら介抱している(ように見える)私!
これいい図じゃない?
 
「三影しるし、早く本部に来なさい」
 
そんな放送がスピーカーから聞こえてきて、私の妄想はクリスを介抱している私編から自伝を出版世界中でエターナルヒットな私編で、途切れる事になった。

 
「いけないいけない」
 
こぼれそうになったヨダレを飲み込み、倒れているクリスは放っておいて本部に向かう。
 
本部と書かれたテントにつくと、そこには五人程の赤い服を着たオッサンがいた、立派なヒゲを生やした人の良さそうなオッサン達。
というかサンタさん以外何ものでもなかった。
 
更に言うなら、先程歓声を上げていた観客たちも全員サンタだ。
 
見慣れてしまったが、観客席全てが赤を基調とした服の人で埋まるなんて、サンタも大好きなサッカーでも中々無いことだろう。
 
そんな中で唯一青コーナーの選手だから、青いグローブをはめていた私はきっと、きっと、きっと、かっこいい!!!!
 
ヤバイヤバイヤバイ、さっきまでは緊張感とかで気付かなかったけど、それってドラかっこいいじゃん!!
 
あぁ、赤だらけの中で勝利した一輪の青い華、それが私。

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