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プロローグ
俺の名前は龍我(りゅうが)みんなから「リュウ」って呼ばれてる。
今年から中学2年生だ。
で、今は学校に向かって歩いている所だ。
今の学校を通い初めて約1年そろそろ学校に慣れて、先生の事も大体分かるようになってきた。
まぁそんな事関係ないか、俺が長い土手を一歩一歩足を進めて歩いていると、後ろから肩を叩かれた。
「よ、リュウ」
俺に喋りかけてきたのは宮野 剣司(みやの けんじ)、俺と同じ学年だ。
「朝から元気だなお前」と俺は肩に置かれた手をどかして言った。
剣司は笑いながら、しかも背中を叩いて言った。「リュウ、お前が元気無さ過ぎなんだよ」
元気過ぎる…。
俺はふとコイツが野球をやっているのを思い出した。
「で、お前部活レギュラーになれたのか?」
何言ってんだよっと剣司は言って
「今年からレギュラーになるんだよ」
腰に手を置いて胸を張って見せた。
この自信はどこから来てるのかね?
少しくらい分けて欲しい。
そんな事を話している間に学校に着いた。
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