No.０:転生

俺は床に刺さったシャインクロスを見ていると急にさっきガキを召喚した時の魔方陣が俺の足元にでき、シャインクロスがドリルのように魔方陣に入っていくと俺の足が徐々に魔方陣に引き込まれていく。 俺は必死に魔方陣から足を抜こうとするが、まるで底無し沼のように動けば動くほどどんどん魔方陣に引き込まれていく。 「貴方は私を怒らせました･･････本当なら貴方を切り刻んで、炎で燃やして塵ひとつ残さないようにしたいところですが、私はそこまで鬼ではないので今の記憶とﾞ転生先ﾞの一般常識と今の姿で転生することをサービスしときましょう･･････」 ゼウスは俺の斜め上に浮かびながら転生先のところをわざとらしく言うと、右手を出して俺に掌から白い光線を俺の頭に撃ってきた。 「!?」 俺は声にならない悲鳴を上げると俺はゼウスが撃ってきた光線を避けようと体を反らすがまるでテープを逆再生するかのように最初に戻り、俺の頭に白い光線が当たり、俺の頭に様々な知識や風景が流れ込んできた。 「うぉぉぉ!?」 俺はいきなり様々な知識が流れ込んできたのでパニック状態になり、腕や足を荒々しく振り回していると、とうとう俺の胸の辺りまで魔方陣の中に入ってしまって、やっと正気を取り戻した俺はゼウスを見る。 「では逝ってらっしゃい･･････」 そう言うとゼウスは信じられないスピードで俺の目の前に来ると、俺の頭を足で思いきり踏みつけられて魔方陣の中に完全に入ってしまった。 （やべぇ･･････意識が･･････） 最後に何か聞こえたような気がしたが、俺は急な眠気に襲われそのまま意識を失った。