王子様と私

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それから2ヶ月後。 私とカイル様は式を挙げた。 アザも綺麗になくなり、とても素敵なウエディングドレスを用意してくださって私はアザを気にする事なくカイル様と永遠の愛を誓い合う事が出来た。 バージンロードはマルカスさんがエスコートしてくださって、カイル様と身も心も一つになったこの日は人生で最高に幸せな一日となった。 ─5年後。 お城の庭園で、カイル様との間に生まれた息子のダニエルとサラ姫様のお嬢様のルーナ様が遊んでいるのを私と今は国の国王となられたカイル様とサラ姫様にフィリップ王様。 そして、今はダニエルのお付きをしてくださっているマルカスさんと眺めていた。 ダニエルはお花で作った冠をルーナ様の頭の上に乗せた。 「ルーナは将来オレと結婚するんだぞ!」 「うん!ダニエルはお花の冠くれるからいいよー」 二人は仲良しで、二人を見ていると微笑ましかった。 「ふっ…ダニエルはずっとルーナにゾッコンだな。一途なところは誰に似たんだ?」 「カイル王様ったら自覚ないのー?」 サラ姫様が笑いながらそう言うと、フィリップ王様もマルカスさんも笑った。 「何?あ、そうか!アリスは俺の事子供の頃から好きだと言ってたからな」 カイル様は私の方を向いて、嬉しそうにそう言った。 「ふふっ…はい!きっと私と似たのでしょうね」 そう答えるとカイル様は笑って、私の手を握ってくれた。 ?END?
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