33 ゆずは

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「ねぇ。柊真。今度、真琴連れて、またお母さんと、柊真のお父さんのお墓まいり行こうね…。」 柊真がこっちを見て微笑んだ。 「そうだな。家族になりましたって報告。」 「そう。で、これからもっといっぱい家族増やさなきゃ。」 「これから、2年先、5年先…。 真琴の弟か妹が産まれてもっと素敵な家族になれてたらいいね…。」 私が言おうとした言葉は柊真の優しいキスにかき消された。 「柊真…愛してる…」 私はそっと柊真の耳元で囁いた。 「俺は、お前よりもっとお前を愛してるよ。ゆずは」 柊真はとびっきりの笑顔でもう一度わたしをキスで包み込んだ。 ~Fin~
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