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「ねぇ。柊真。今度、真琴連れて、またお母さんと、柊真のお父さんのお墓まいり行こうね…。」
柊真がこっちを見て微笑んだ。
「そうだな。家族になりましたって報告。」
「そう。で、これからもっといっぱい家族増やさなきゃ。」
「これから、2年先、5年先…。
真琴の弟か妹が産まれてもっと素敵な家族になれてたらいいね…。」
私が言おうとした言葉は柊真の優しいキスにかき消された。
「柊真…愛してる…」
私はそっと柊真の耳元で囁いた。
「俺は、お前よりもっとお前を愛してるよ。ゆずは」
柊真はとびっきりの笑顔でもう一度わたしをキスで包み込んだ。
~Fin~
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