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ゆっくり目を覚ますとまぶしすぎてビクッとなった。だんだん目が馴れてくるとここが電車の中だとわかった。
だが、この電車に乗った記憶はない、しかも自分が誰なのかわからない。
フッと横を見ると見知らない男性が一人、若そうに見える。だが古そうなコートをきていて、帽子をふかくかぶり顔がよく見えない不思議に思い横目でチラチラ見てると彼が口をひらいた。「君記憶がないのだろ。君に生きる道をあたえてやる。」
すると電車がとまった。男はたちあがった。
「ついてきなさい。」
不信に思ったが電車にもホームにも人はいない。男はすでに歩いて行ってしまってる。走って追いかけ横につく
「どこにいくんですか?」尋ねてみるが何も言わないただ階段上がっている。
き、気まずい…
やっと階段をあがったがそのさきは白いドアしかないあとは真っ暗闇。
男がドアに手をかけた。
ドアを開けたら明るい光が入ってきたドアが全部ひらく、普通の生活感あふれる和風の部屋。そんな小さな部屋に若い男2人、女が一人いた。
女が口を開いた
「そいつ、だれ?」
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