〜序章〜代猫もとい白猫

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〜序章〜代猫もとい白猫

今の日本は酷い。 権力を持った者が優遇され、 力のない民はもがき苦しんでいる。 そんな弱き民は、強者に足元を救われ、更に地の底まで堕とされる。 世界を知らない子供は、社会に入るとそんな現実を叩き込まれる。 生きるためには、と自分の感情や欲、夢を時間をかけて殺し、権力を、自由を求め、社畜になっていく。 そんな現実に逃げてしまった人は、 現実(世界)を見たく無くて、自分に蓋をし、引き籠る。 こんな弱肉強食な世界、生きているだけで胸糞だ。 我々代猫(シロネコ)は、こんな日本に終止符を打つ。 日本国民、皆に告ぐ、未来を捨てた大人へ、 過去を拒んだ青年へ、将来を決められた幼年へ、 明日を望む老人へ、 私達、代猫が、この黒く醜くなった今を 何者にも捕らわれない純白に塗り替え、猫のように招こう。 我々に日本を任せて欲しい。
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