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まぁそのうち目覚めるだろ。
俺は御夜の手を引いて家に戻ったのだった。
「っ痛………はっ！」
「ようやく起きましたか弦晴君。」
「織片さん……あいつは！？」
「とっくに去りましたよ。」
「……僕は、負けたんですね。」
「えぇ、それはもう。
完璧に、十全に、決定的に。」
「心が抉れますね……」
「事実ですから。」
「あの……外様さんでしたっけ。
その、随分と話し方が違うようですけど……」
「公私は分けている方ですので。」
「……そう、ですか。」
夜
「力の淀みが凄いな……」
【何か大きな力同士がぶつかったようですね。】
「しかし邪鬼ではない、一体何が……」
「相変わらず情けないね兄さん。」
「【！！」】
「いつもいつも、非効率的なんだよ兄さんは。」
【ホントホント、主がそんなんだから式もダメガメなんだよ。】
「清彦……！どうしてここに？」
【朱雀、貴様清影様を侮辱するつもりか？】
【だってホントのことだもーん。】
「何故ここに……いや、本家の命令以外ないか。」
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