侵略者妹 　ほかほかのやきいもに心もお腹も大満足。買い食いだけは止められない。例え太ろうともキミと袂は別てない。こういう甘さも良いものだよって、まぁおやつなら生クリーム以外の大体が好きですが、晩ご飯前にお腹を膨らませたことをちょっぴり後悔しつつ、もうじきおうちだ。あたたかなおうちだ。 　あたしは物心ついてからずっと一人っ子だし、だから親も可愛いあたしからなかなか子離れしてくれなくてずっと困っていた。まぁ他人のあなたにはどうだって良いことだろうけれど、恋実は一家のアイドルって事。 　ま、実際可愛いから外でもみんなのアイドルで通用していますがね。確かに新入社員から適齢期のお姉さんに変わるに連れてちやほや具合もダレてはいるのだけれど。とにかく未だにアイドル。夜のななばお商店街を歩けば「ひまなの？ひまなの？遊ばない」って声もまだ掛けられる。まれにだけどさ。基本的に今でもアイドルなのさ。 　で、話は戻るけれど子離れしない両親であれお姫様気分を僅かながら味わえる訳で、気分を悪くすることじゃない。