『終了!』 気まぐれに書き込んでみよう比喩ノック
*リンクの貼り付け宣伝禁止! 12月22日タイトル変更。  運営さんのブログ、『おもしろいって何ですか?』の比喩の回で、毎日10個ぐらいの比喩表現を考えてみる比喩ノックというトレーニング方法が紹介
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書き込み 87件

『煙』


 道路を挟んだ向かいにそびえる高層ビルの一角、ウエストサイドホテル15階の窓は全て吹き飛び、白い粉塵が上がっていた。俺がいる部屋も、ホテルの10階と高い場所にあるのだが、道路を迷走する悲鳴、慌てふためく声や車のクラクションが窓越しに聞こえてくる。

 あれだけ派手に吹っ飛ばしたんだ。部屋のどこに証拠映像を写した記録媒体を隠しておこうが、木っ端微塵になっていることだろう。
 メモリーカードなのか、メモリーディスクなのかは知らないが、大人しく出てきてくれたらこんな真似をしなくて済んだだろうに。

 後悔しても、もう遅い。悔い改めようとするのなら、一昨日の夜まで遡らなければいけなくなる。
『ピラミッド』



 闇に紛れたコウモリが二匹並んで夜を行く。
 雲が溢した月光を避け、目を焼く車のライトを躱し、これからディナーか知らないけれど、実に陽気な軌道を描いてビルの隙間に消えていく。
 ビールを掲げて「お幸せに」と声を掛ければ野良猫が、怪訝な顔で俺を見上げて、そそくさと影を渡っていった。


 今が深夜の何時かはスマホがないからわからないけど、日付は跨いでいないだろう。今日一番の幸せ事が、仲良しコウモリのカップルの尻を見送ることだなんて、いったい何を間違えたのか。
 塩分を控えなきゃいけないのに、昼にカップラーメンを汁まで啜ったことなのだろうか?
 それとも、画鋲を散らかして箪笥
『紙の包装』



 淹れ立てのコーヒーを抱えてお部屋に戻ってきた。窓から覗くお月様は、薄い雲に絡まれて、凄く眠たそうにしてる。もう、11時だからねー。夜行性の動物以外は、みんな自分のお部屋に入っている時間だ。


 こんな夜にコーヒーを淹れるのはどうなんだとは思うんだけど、明日のテストの事を考えれば、こんな早くにお月様と一緒に寝てしまうわけにはいかないんだ。
 夜が明けて朝日が差せば、海外生まれのマジカル言語ABC軍が襲ってくる。どうにか赤点だけでもかわして、補習のない幸せな冬休みを掴み取らないと。
 
 
 少しぐらいは為になるかなと思って、パソコンで流し続けている海外の動画が、唐突に有名
『冬眠』

乾杯不足の年末年始に
おかわり寒波がやってくる
お呼びじゃないよ?北風は
余計外には出られなさそう
冬眠するようにモコモコ籠る
みんな揃って寝正月。


『漬け物』



 政治経済のネタを大喜利風に。




『漬けた白菜のようにハッコウし続ける国債の付け。

 それなのにキンは増えません。』




 こういった話題を扱うのは珍しいかも。そんなに得意じゃないし、下手に書くと知識の浅はかさがバレちゃうからね。 
>>81 ・つばき さん
ようこそ、いらっしゃいませ。

こんな埋もれてたトピックを見つけてくださいまして、ありがとうございます。

せっかく復帰したので、このトピックも動かそうかな。



 目の比喩。
 かなり高度なテクニックを使われていますよね。一般的にイメージしやすい目玉焼きに振っておいてから、まさかのフライパンの蓋を持ってくる。
 これだけでも十分面白いんですけど、シーンに深みを生み出しているのが、比喩の核心部分となるフライパンの蓋の“曇り”。
 こういう日常・普通の出来事を比喩に落とし込むと、イメージしづらい比喩表現もすんなりと受け入れられます。


 最後は曇りを取り払
81・ 真白
とても面白いトピックですね!
お邪魔します!
新しく書くことも考えたのですが、そういえばこの間面白いものが書けたな、というのがありましたので、それを…
「メゾネット」という作品の一節です。
登場人物自ら、比喩表現で他の人物を表現するやり取りをしています。
語りの方法次第で、色々やれるのが比喩表現の面白いところですね♫

――――――――――――――

 「これ、れいあさんの目みたい」

 音寧くんが俺の隣で唐突に言った。俺は出来上がった目玉焼きをフライパンから皿に移す途中で、思わず手を止める。しかし彼は神妙な顔でシンクの中を注視していた。

 「…目玉焼きっすか?」

 俺は音寧くんが考えてい
1件
『手品』


 まるで手品を見せられているかのように、皿の上に積まれた料理が瞬く間に消えていく。その小柄な身体の中に、どうやったらあれだけの量を詰められるのか、全くもって不思議でならない。
 モグモグしながらジェスチャーを送ってくる。
 水をご所望らしい。
 大人しくコップに水を汲んで、彼女の前に置いてやる。

「食ったら見たことを話してもらうからな?」

 そういう約束で、中華を奢ったのだ。高い金を投資した分、有益な情報を話してもらわなければ。念を押したつもりだったが、彼女は箸を止めて、難しげな顔でこちらを向いた。
 なんだ? これだあけ食べておいて、約束を反故にする気か?
 それはいくら何
『ドラマ』


 ほとんど話したことのない人から声を掛けられると、しばらくフリーズしてしまう癖がある。

「あの、佐々木さん。ごめん、ノートを見せてくれないかな? 宿題忘れてきちゃって」

 しかも男子。
 申し訳なさそうな表情に、両手を合わせたお願いポーズを添えて。普段しないポーズなんだろうな、私がこう言うのもなんだけど、あんまり似合ってない。バラエティー番組で当事者たちが素人再現ドラマをやってる時みたいに、気持ちよりもわざとらしさが立っている。

「すぐ返すから、頼む!」
「あ、えと、……何で私?」

 男子同士で見せ合えば良いのに。そう思って聞いたら、返ってきた答えがちょっと面白かった。
『雨』

「止まない雨の鬱陶しさに、よく似た昔の過ちの記憶だ。
 気を抜いた隙を突き、ジクジクと柔な心を責める。
 未来にしかない結果を全て予想するような特技はないけど、それでも避けられたはずの不幸だったと、今となっては思う。
 そうして過去の自分を責め続けるたび、雨は、降り止まない後悔は、やがて一番低い場所に溜まっていき不穏な色に腐り始める。
 グズリグズリと。
 その耐えがたい匂いをごまかせるのなら、何でもしようと思えるほどに、不快なのだ。他人の血の匂いで上書きできるとすれば、俺は迷うことなく刃を振るう」

「それが罪のない女性たちを襲った理由か?」

「誤解だと言っているだろう? 俺の心
1件
『大根』


♪ 田楽 田楽 でんでんでん
 田楽 田楽 でんでんでん

 そこ退け そこ退け 主役を空けな
 大根役者のお通しだ

 話題沸騰 舞台と聞いて
 トウも立っても居られずに
 一路 荷馬車で 参じた 次第よ

 にょきっと突っ立つその役者
 肩から尻まで一本調子
 こいつは見事な総太り

 枡の席からヤジが飛ぶ
 あんたぁ 何ができるんだ?
 オレは天下の大根役者
 できぬ役などありゃしねぇ

 えいや! と自腹を十字に切れば
  染み入る声の奥深さ

 仕事にあぶれ 軒に干されりゃ
  寒い季節も堪え忍ぶ

 来るんじゃねえと 撒かれた塩にゃ
  浅く漬かるが漢気よ

 下ろ
『金魚』



 浴衣の金魚をつつかれた、
 ヨーヨー釣りをしている時に。
 彼女にとっては珍しいほど
 遠慮がちな指使いだった。

『ちょっと、あれって』秘めた声
 金魚を弄る反対の手の
 伸ばされた先を見た瞬間に
 時間軸から取り残された。

 屋台の前に彼がいた。
 よく見知った女性を連れて。
 有ってはいけない組み合わせなのに、
 だって彼女は副担任の……

 静かに沈む夏の恋。
 溺れてしまった金魚のように。
 

~納涼祭と酸欠の恋~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)

2件
『ブラックホール』


 見知らぬ者同士が1個の空き缶を囲んで、椅子に座っている。長椅子は元からこの場所に在ったものだろうが、パイプ椅子はおそらくどこかから持ってきたもののようだ。

 いずれも男性で、歳は20代から30代。着ている服装がバラバラなことから同じ職場の関係というわけではないのだろう。
 場所はバスの待合所。
 彼らが乗ろうとしているバスが渋滞に捕まり遅延していることを、この時点ではまだ知らない。

 誰かが煙と一緒に、職場の愚痴を吐き出した。
 周りから同意の声が上がるわけでも頷きが返ってくるわけでもないが、その男は一区切りを付けるかのように、空き缶の縁に煙草の灰を叩いた。
 音
めっちゃサボってしまった。


『天使』

 雨がポツポツ落ちてきた。
 べったりと雲が伸びてきたから
 降るかもなーと思っていたけど
 いざ降られると、結構困る。


 下校のチャイムも降ってきた。
 あーあー嘆いて、鞄に本を
 丸めて詰めていた時だった
 コンコン机を叩く音がする。


「傘、持ってきてないでしょう?」
 まさに天使だ、救世主様だ!
 一も二もなく飛びついた俺に
 幼なじみは笑みを浮かべた。


「蓬莱軒で手を打つよ?」
 デート代とか、まじ悪魔だわ。



~湯気の熱さに負けないように~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)




 75777777を
『納豆』


 納豆のような質疑応答だったと誰かが言ったのを覚えている。なるほどと納得したのだが、肝心の発言者が思い出せない。

 昨夜、日付が変わってから解散となった集会は、思い返すたびに時間の無駄を嘆かざるを得ないものだった。
 責任者の答弁は、終始論点をすげ替えるような曖昧な物言いのままで、輪を掛けるように質問者側の打ち合わせ不足による事で生じた同じ内容の質問の繰り返しが、居合わせた傍観者たちの混乱に拍車を掛ける事態となった。

 どうにかして企業側の責任を認めさせようとする住民達が熱を帯びてゆくのに反比例して、傍観者は冷めていき、徐々に数を減らしていった。

 この流れを一番好ましく思
『さらさら』


さらさらインクのボールペンがちょっと苦手。
ガシガシ書きたいから、むしろ100円ボールペンのインクの方が好きかもしれない。書いている時にボールが転がっているのがわかると、ちょっと安心する。ただ、あのボールが凸凹してるのは、さらさらタイプより嫌い(笑) スムーズに転がってくれるのが良いのであって、ゴロゴロ転がるのはちょっと。

んー、さらさらお茶漬けよりも、とろとろお粥みたいなタイプ。
わかるかな?



~最近手書きをしなくなった千才森~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)

『シャンプー』



「薬局でね、シャンプーは髪を洗うものではなくて、地肌を洗うものなのだと言われたの。髪は汚れが付きにくい構造になっているから、軽く洗い流すだけでも汚れは落ちてしまうんだって。でも、その髪に覆い被さられる地肌は皮脂汚れが詰まりやすいから、よく洗ってあげなきゃいけない。そして、しっかりと洗い流すこと。シャンプーが残ってしまえば、それが汚れに変わってしまい、洗ったつもりで汚してしまう結果になりかねないって」

「……それで、何が言いたいんだい?」
「指が触れている心地良い感触だけに真実を求めないで? って事」
「ちゃんと身体だけでなくて、君の心もフォローしているよ?」

 そう言
『炭酸飲料』


 先輩から小銭を渡されて買ってきてくれと頼まれたのは、赤いラベルの炭酸飲料。
 こんな時間に飲むのなら、コーヒーの方が良いんじゃないかと思ったけども特に意は唱えず、大人しく自動販売機の一番目立つところに置かれている炭酸飲料のボタンを押した。

「糖分が足りなくて頭がまわんねーんだよ」

 プルタブを開けるとアルミの缶を豪快に傾けて、勢いよく喉に送り込み始めた。もちろん、途中でゲフッとやるのも忘れない。
 まるで、弾ける炭酸の勢いに乗せて、憂さを押し流そうとしているかのように、ゴキュゴキュと飲み干した。
 僕は大人しくブラックの缶コーヒーをちびちび飲む。僕の頭はカフェインで動い
『スランプ』


書かなきゃいけないとわかっているけど進まない。
書きたくないのか?
書く気が起きないのか?
書けないのか?
書こうとする意思を保てないまま、時間ばかりが過ぎていく。

稼業にしようとするのなら、呪いのようなカ行の業を打ち破らなきゃいけないのだが……。



~かぎょう~  
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)
『亀』


 のろのろと進む亀は長生きすると言うけれど、せかせかと動く鼠の方が早く死ぬとは言うけれど、どちらが幸せなのかを寿命の長さで決められるものではないんだろう。
 一生のうちに打つ鼓動の数は、寿命の長さに関わらず一緒なのだそう。鼠はとんでもない勢いで心臓が動いているし、亀は止まりまくっている不整脈なのだそうな。

 それを考えれば、幸せの数を時間と比較するのではなくて、鼓動の数と比較していかなきゃいけないんだ。
 人間の鼓動のリズムはみんなバラバラ。だから、幸せを作り出すリズムだってみんな異なって当たり前なのさ。

 人間は何かと時間を気にするけれど、時間に囚われている間は本質を見抜けな
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『アスファルト』


 その黒は熱をよく吸い込むけれど、表面の艶で光を弾く。一本の均(なら)された道は、高さの違うビルの群れに見守られながら、次の町まで続いていた。
 敷かれて間もないアスファルトの道で、血気盛んに意気が揚がっている。まるで夏の青空と競い合っているかのように、眩しい。


 毎年言われる異常気象だが、しかし、人はもう慣れ始めていて、気温を弄る難しさに飽きると、人の存在している密閉空間だけの快適さを求める始めた。
 一カ所だけの数値を変えれば、回りの数値は乱れはじめる。質量保存の法則……ではないけども。世の中ってそんな感じに出来ているから。


 どれだけ地球の気温が上がろうとも
『かまいたち』



 風の走り方が狂った時――
 そこに存在していなければいけないはずの空気が散ってしまった時――

 ――何もない場所に真空が生まれ、人の肉が裂けてしまう。


 なんて言われていたけど、真空説は嘘っぱちだったみたい(笑) もし本当に真空なら、色んな物が切り刻まれてないといけないからね。話によると、人間の皮膚しか切れないみたい。
 結局、発生する詳しい原因はわかってないみたいだよ?

 近所でもあったみたいで、噂だけなら聞いたことがあるのさ。塀の上を渡りながら遊んでいた子供が足に痛みを感じて、塀から下に降りて確認したところ、足に裂傷が出来てたのだそう。でも、不思議なことに血
『ブドウ糖』


 思考を司る脳。
 脳が必要とする栄養素はブドウ糖だけなのだそう。なので、脳を活性化させたい時は、多糖類のデンプンよりも、吸収効率の良い単糖類のブドウ糖を直接補給する方が効果的と聞いた。

 でも、いくら吸収が良いからって車にガソリンを入れる感覚では補給されないから、取り過ぎれば当然、脳以外の体の色んな所に糖分が回り、太る。あと、過剰に供給されれば脳の活動が低下するらしい。

 何事もほどほどにって事なんだろうけど、さじ加減は難しいよね~。
 ラムネ、美味しい(笑)


~ラムネのおつまみ~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)
 
『鼠』



 ブルーライトの眩しさが、目の奥に刺さり痛みを生んだ。指の触れられない眼球の裏というか、まぶたの骨の裏というか、そこをグググッと押し込まれるような痛み。

 しかし、目を閉じることは出来なかった。自分が操作しているキャラが、2方向から狙われているのだ。共闘というわけではないだろう2チームから、いわゆるクロスファイアの陣形で建物の中に閉じ込められている。外へ出ることはおろか、窓に近づいただけで頭部に銃弾が飛んでくる。
 計3チームがいるわけで、本来なら三つ巴の勝負になるはずなのだが、仲間がみんな倒されてしまった俺のチームは生きているのが俺一人きり。とても複数人を相手にする撃ち合いな
『チキンハート』


 もしかしたら、路肩に停車している車の影から得体の知れない生き物が飛び出してくるかもしれないと、考えれば考えるほどアクセルを踏み込む足が浮き上がってくるんだよ。
 おいおい、チキンハートみたいに言うんじゃねー。お前だってハンドルを握ればわかる。あの鉄の塊は殺戮兵器と変わらねーから。

 野生動物を轢き○すのは、まあ仕方が無い。人間を轢いちまうのも、いいだろう。自分たちは賢いと豪語している人間達が自らの不注意で轢かれる分には、俺はさほど気にしない。
 しかし、地底人や宇宙人を轢いちまうのはいただけない。奴ら人外生命体は、この星では本当に貴重な存在なのだ。車の怖さを知らないの
『火』


 所々に火が灯る桜並木の下を行く。大通りから1本逸れるだけで寂れる田舎の町よ。
 グラウンドの向かい側、沈黙している消防署。その佇まいに暇を見た。実に喜ばしいではないか、警察・救急・消防車なんてソーシャルディスタンスを守りながら寡黙に過ごしてる方が良いんだ。
 消防隊員は救急車の埃を払う仕事、そんな未来が良い感じ。


~救急車両の暇遊び~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)
『音楽』



 言葉が沸いてこなくなったら、音楽を聴くのが良いね。歌詞を読むんじゃなくて、メロディーに合わせて言葉を口ずさむんだ。
 連なる音に乗り記憶を巡り、忘れかけてた言霊を掬う。
 今は簡単に音楽が聴けるし、なんなら音の中に爪先まで浸かることさえ出来るから。

 アップテンポのお日様賛歌。
 静かな曲の四季候。
 ポップスなチップステイスト。
 演歌が唸る花吹雪。

 五感で言葉を掴むのだ!



~スランプポップ~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み込む予定)
『種』



 蒔いた種は必ず芽を出すわけじゃない。しかし、種を蒔かなければ芽が出ることはないのだと、大人達は言っていた。
 根気強く努力を重ねて、腐らず続けて行った先に、きっと成果は実るだろうと。

 今、大人になって思うことがある。
 なぜ一粒しか蒔けない社会を作ったのかと。畑に種を一粒だけ蒔く人が居るだろうか? 何粒も蒔いて、その中から畑に一番あった、育ちの良い芽を残すのが普通だ。

 副業の何が悪いというのだろうか。
 一生を掛けて一途に仕事をする文化が、入ってしまったら逃げ出せなくなるブラック企業を生み出したんだ。



~ブラックの種~
(架空の作品・トピックをまとめた自作品に組み
『たった一個のボール』


そう、それを正解とするんだね?
世界の形がこれでハッキリしたよ
わたしの望む形じゃないって事が


気まぐれに飛び込んできたボールが
ポーンと弾んで出て行ったとしても
大きな世界における些細な出来事で
世界の形には何の影響も及ぼさない


でもさ、弾んでいったボールはきっと
世界の姿や色をずっと先まで覚えてる
誰かに話して話してとつつかれた時は
心の中に隠してた濁る世界の雰囲気を
吐き出すように語り出すと思うけどね



ブログより。




 と、こんな感じで運営さん批判を展開するつもりだったけど、気が変わったよ。おそらく、もうあれ以上出来ることはなかったんだと思

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