招待状の夜

「ご出席」にマル。

黄色い傘

わたしはママじゃない。

画面の人

何もしないどころか、見えもしない。

愛情由来の願望

祓う気はないという。

ベッドの下

一昨日までは、暴れて大変だったけどね。

連れて帰る気はなかった

予報は朝から0パーセント

キュッキュッ

陽射しはとてもあたたかく、誰もいない。

池袋ザクロホテルの418号室

「お客様の呻き声でございます。」

風に決まっている

厚いカーテンを開けない。

ミツケタ

何が、だれを。

流行にのるおんな

出張のはずの俺。

砂嵐

お前ちょっと遅くなかった？

因果(の可能性があります)

まったくの偶然の可能性もあるのですが。

ヒューマンエラー

「ヒューマンエラーをなくすことはできません。」

7階から

2階まで

踏切の向こう

もう終電は終わった。

あかいつめさいた

きれいにさいた。

即みばれ

「じゃあそっちいくから」から30秒。

前妻似

あの男は溺愛している。

寂しくないよ

それは友達じゃないって言っただろ。

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みんな同じことを言う。

穴

ずっと、ずっと、ずっと。

やわらかくて、ちいさい。

おとうさん、おかあさん、も、かこんでいる。

並んだ鏡

水滴の音がする。

百物語

弊害

口笛

ここはやめよう。

ステルスヘッド

ないように見えて、ない。

今度は永眠

足跡

――ソレは彼をずっと見つめている。

おやつ

カイダンク 投稿作品