柳樽 巽

FMフィビー。 そのポップで軽妙なノリに騙されてはいけない。 ――その正体は、読みごたえたっぷりの重厚ミステリなのだから。 犯人サイドによる綿密なトリック。 悲劇の陰にある、さらに大きな悲劇。 幾重にも作り込まれた重厚なドラマ。 ――それを、独特の軽妙さで一気に読ませてしまう。 そして最後には、なんとも温かな読了感を感じるのである。 単なる萌え系ライトノベルではない。 単なる殺人とトリックで彩られたミステリでもない。 楽しさと哀しさと優しさで読者を温かな心地にする 「フィビー・マジック」 は本作にも健在である。
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阿呆な自分にはむずかしい話であった… でも しっかりとした 内容で面白かったです( ̄▽ ̄)

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