星奈

読んでいて鳥肌が立ってくる作品はそう多くないですが、これはそのひとつです。 使われている言葉のひとつひとつがまさにそこにあるべき言葉で、 よく考えられた完成度の高い作品だと思います。 出会えてよかったと思える小説。最後まで一気に読んでしまいました。 音楽を縦糸に、恋を横糸に、人生で向き合っていかねばならない挫折や葛藤や迷いや夢を、主人公たちとともに迷いながら考えながら、体験させてくれます。特に、その夢に立ち向かう主役が男性で支えるのが女性というありがちな展開ではなく、いろいろいろとありながらも、二人がそれぞれの夢に向かっていく有様が素敵だと思いました。 ネタバレになりますが、遠く離れる日の朝、主人公の男性が女性に言うこの言葉: 「ユカリの人生、取り上げなくてよかった。今一緒に京都に来られたら、俺ホントに後悔してたよ」 、、、二人の結びつきのありかた、お互いへの理解、音楽への愛情など、このお話のメインテーマを凝縮させたともいえる大事な一言なのではないかと、思えました。 素敵なお話をありがとうございました。
・1件
こんばんは。 先日は「甘い指先」に丁寧なレビューをくださりありがとうございました。 お返事が遅くなってしまってすみません。 書いてくださったレビューはとても嬉しかったし、作品を深く読み取ってくださっていて感動しました。 ただの高校生と先生の恋愛にしたくなくて、音楽やそれぞれの夢やら入れ込んでいるうちに、なんだか話が大きくなってしまい(笑) それでもこうして最後まで読んで下さり、レビューまでいただけて、書いている方としてはありがたいの一言に尽きます!! いろいろと思い入れがあって、完結にしたものの別の作品の中にチラッと載せてみたり、まだ少し遊ぶ予定です(笑) もしよければまた別の作品もの
1件
お返事ありがとうございます。 またこの二人に他の作品で会えるかもしれないのですね! そうなれば嬉しいです~。^^

/1ページ

1件