菜の夏

冒頭からノンストップで読んでしまう本格的ミステリーです。 両親の敵を打つため、少女は殺し屋を雇う。 そこから始まる少女と殺し屋の奇妙な関係。 二転三転する複雑なストーリーも先が気になってどんどん読んでしまいます。 見過ごしてしまう伏線が、それこそ蜘蛛の網のように張り巡らされていて、それが繋がっていく様が素晴らしいです。 秋、と呼ばれる殺し屋も少女もキャラがしっかりしていて、それも引き込まれる一因に感じます。 一番最後のページを捲った時、手が震えました。
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