神山 流衣

著者亜理沙さんから辛口、ネタバレでもよいとの事でレビューさせていただきます。 現在の更新部分24頁までの批評になります。 《回復》 初っ端から読者に叩きつけるインパクトがあります。憎しみと愛は表裏一体という事をまざまざと突きつける作品ですね。推理要素も含んでいて亜理沙さんらしさが滲み出てるかと。 《シャボン玉》 全編を通して見てこの作品が一番詩らしいです。他の作品が詩じゃないとは申しません。(後で総評で詳しく述べます)もし、作品創りに迷われたらこの作品の恋人をシャボン玉に喩える技術を思い出してください。 《神の子》 うまく言えませんが亜理沙さん流の神話ですね。臨場感がありますが、景色の描写等加えるとよりよい作品になるかと。 《別離》 何の雑音か描写が欲しいところです。例えば。 “行き交う車の喧騒” これ一つでも違ってきます。でも女性心理が描かれていてせつなさが伝わりやすい良作だと思いますよ。 《愛さなくていいから》 最後の二行ですね、全ての想いが集約されています。 《悲劇の道化師》 モチーフを知っているだけに強い想いが私の胸を抉りました。ただ最後の“生後”は最期若しくは意味合いが変わりますが生前の方が良いかもしれません。 《総評》 《死の詩》は人間の業や生と死について炙り出した素晴らしい作品だと私は思います。詩というより、詩と小説の間の詩小説とでも申しますか、このスタイルは是非崩さず亜理沙さん流の詩を紡いでいってください。 ただ一方で背景描写や隠喩が皆無な点も否めません。ストレートに言葉を伝えるのも味わいの一つですが、車→鉄の馬 など喩えてみると作品のクオリティが上がりますよ。 最後に亜理沙さんの作品は感情を読者に叩きつけたり、恋するせつない気持ちを教えてくれたり、私は凄く好感を持ちます。 それでは更新楽しみにしていますね。長文乱文失礼致しました。
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こんにちは。 早速のレビュー、ありがとうございます。 たしかに、詩よりも短編小説のような感じが否めませんね。 私も自作を再読しましたが……。 隠喩の使い方や、情景描写が今後の課題、ですね。 隠喩は、色々な方の作品から勉強していきたい、と思います。 最後になりますが、レビュー本当にありがとうございました。 これからも、日々精進していきます。 亜里沙★
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こちらこそ素敵な作品味わえて嬉しいです♪ありがとうございました。 指針として櫻花 葵さんの《細雪。》を読まれてはいかがでしょうか? 既に読んでいたならすみません(汗) 理由は読んだらすぐに分かりますよ。
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