まさりみか

ああ、なるほど。 あの手の動きはそういう……周りに大勢人がいて罵られている様子なんですね。 キリストにより罪を許される前の、でも世俗的で魅力的な女性です。 他人に非難されるような罪を犯したのは本人の意思かその当時の切ない家庭の事情か分からないけど、そうならざるを得ないような魅力を感じます。 中、高生の頃よんだ聖書のマグダラのマリアはイエスの慈悲を表しイエスに好かれた女性のイメージでしたが、ルーシーさんの絵を見て実際の彼女はどんな人だったんだろうって思いました。 私は県立美術館でバルビゾン派の絵を見る時、中世ヨーロッパに思いを馳せます。 絶対見ることのできない時代、写真のなかった時代、その時代の貴重な風景、シーンを見てるんだなあって思います。 現在私たちが生きているようにかつて思い悩み喜び歌った人たちがいることを実感します。 そして単なるスナップ写真と違い描いた方の想いも伝わってくる。 貴重なものだと思います。 もしマグダラのマリアと同じ時代の画家により描かれた彼女の絵が残っていたとしたら、ルーシーさんの絵を見た時のような感じを受けるのかなあと思います。 一人の生きた女性としてのマグダラのマリアが気になります。 前に古代の戦士の絵を見た時も思いましたが、どんな時代も生きているのは人間なんだって思わせてもらってます^^ 私はルーシーさんの絵好きです。

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