冠峠 宵奈

 勿体ない。  この世界観は分かる人にしか分からない。  でも、ちょっと分かったので知ったかぶりさせて貰います。  カニバリズムに対する禁忌とか、山上異界の思想とか、太陰暦とか押さえるところキッチリ押さえられてますね。  後に民話として語り継がれる出来事って設定でしょうか?  時代はかなり古い。  たぶん、中世?  作中に出てきた戦乱ってのは、戦国時代ではなく、源平の合戦とか南北朝の動乱のことかなぁって勝手に解釈しました。  この作品が異世界ファンタジーであったら、上記のような世界観はもっと分かりやすくする方がいいのでしょうが……この作品については、民俗学の成果を踏まえた上で、民話っぽさを意識してるようなので……世界観についてはあまり触れない方がいいのかもしれません。  読む人を選ぶ作品であることは間違いないと思いますが、私にとっては最高におもしろかったです。  ただ、この作品においてどうでもいい質問を1つ。  マレビトって、比較的新しい時代に作られた学術用語じゃなかったでしったけ?  マレビトが、自分のことマレビトって言うのにちょっと違和感を感じました。  それとも、昔から使われてた言葉が学術用語として援用されてるだけでしたっけ? (中途半端な知識しかないので、教えて頂けると嬉しいです。)  以上、重ね重ね、私にとっては最高の作品でした。
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コメントありがとうございます。 『読む人を選ぶ』と言う感想はよく言われるので、克服しなければならない課題だと感じていますので、もっと勉強しなければなのです。 [マレビト]に該当する概念は昔からあったので、言葉が近年に作られた物だと言うことを御指摘いただくまで完全に失念してました。 弥七が自身を『マレビトたる』と言っていたのはある種の自嘲を込めての表現だったので違和感があるかもですね。 (序盤では弥七の過去やら何やらを描く予定だったのですが、くどいし話の軸がぶれるのでカットしました。すいません💦) えと…長くなりましたが、コメント、本当に嬉しくて指摘も含め感謝したりないくらいです。
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お返事ありがとうございます。 読む人を選ぶについては、本当、悩ましいことだと思います。 たぶん、万人受けする設定にしてしまったら、私はここまで魅力を感じなかったと思います。 マレビトについては、些細なこと指摘してしまい申し訳ありませんでした。 あと、この作品、今、運営さんがやってるおススメ作品募集に勝手に推薦してしまったのですが、よろしかったでしょうか? 不都合あれば教えて頂けると助かります。
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