クロウド

嫌な事から顔を背けて、ひたすら逃げた先に一体何があるんだろう。 少しの逃げなら誰でもある。 でも中途半端なそれは、虚しさと孤独しか連れてこなかった。 だからと言って「逃げるな」とか。 逃げたって何も変わらない、とか。 そんな事言われても、どうしようもないんだ。 我慢して、溜め込んで、限界になるまで。 心が壊れてしまうまで。 それは辛い。 だから逃げたんだ。 確かに逃げたって何も変わらないけど、逃げなきゃ変えることはできない。 それすらできない状況になってしまう。 でもそれも逃げなんだって、悪循環。 もう壊れてしまいそうだった。 もう終わりにしてやろうと思った。 でも。 愚痴ってもいいんだよ。 言い訳したっていいんだよ。 そうやって言ってくれた人がいたから。 君がそう言ってくれたから。 私はまだ頑張れるんだ。 誰かがいてくれるってことは、とても大切なんだね。 別にすごいことを言ってるわけじゃない。 ただホッとする言葉だった。 誰かがいてくれることの大切さ。 ただ傍にいるだけでいい。 それだけで少しは楽になるんだって。 君はそれを私に教えてくれました。 ありがとう。

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