七島新希

タイトルと内容に興味が惹かれ、どうなるのかが気になり最後まで読ませてもらいました。文章も読みやすくしっかりしていて引き込まれてしまいました。 輝季が殺し屋をしてるとわかった時はえ? どういうことと思い、大丈夫なのかと思ったり真香と同じような心配をしたり、どうなるのかと読み進めていました。全体的に興味深く、とにかく先が気になり、読んでしまう作品だなと思いました。 ただ、首をかしげてしまう点もいくつかありました。 輝季がなぜ首チョンして殺せる程のスキルを持っているのか?(人間の首って簡単には切り離せないと聞いたことがあります) 玄田さんを殺した時、返り血を浴びなかったのか?(あの殺し方では普通返り血を浴びる気がします。輝季が返り血を浴びないように殺すスキルを持っていたのか、それとも実はシャワーを浴びるかまたは着替えたり拭き取ったりしていたのか) 沖田先生は川野を羽交い絞めしていたので、手袋でもしていない限り指紋という立派な証拠が残ったのではないか? あと、真香は川野殺しに関与し(呼び出したり)、母親を殺そうと輝季に依頼しようとしていたことを警察に話したということは、それを母親も知っているはずです。にも関わらず、大学を目指すことってできるのでしょうか? 大学に行くのにはお金がかかりますし、きっとそのお金を母親が出さなければならないはずです。 母親が恋人の殺人に関与したり自分に殺意を持つような娘のために大学へのお金を払うでしょうか? またそんなことをしたのにも関わらず、大学というお金の掛かるところに行こうとする真香の神経の図太さと厚かましさが私には理解できませんでした。(父親は刑務所にいますし、お金を出せるかは甚だ疑問ですし) 少しだけ批判的になってしまいましたが、その分とても面白い作品でした。 長々と失礼致しました。
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