雅山

嘘……かもしれない展開 ー妖怪の山 守矢神社 近辺ー 鬱蒼と生い茂る木々の合間を縫うように、枝や幹を強く蹴り、神社に向かう人影が多数存在した。 瓜生 数多の手駒、メアリーズのメンバーである。 草壁 「もうじき森を抜ける!! 抜けると同時に一斉に畳み掛けるぞ!! 富竹と卜部の部隊は弾幕を展開し、両翼で待機!! 俺の指示と同時にありったけの弾幕を射出せよ!!」 メアリーズの部隊の指揮を任された草壁、同じく指揮を任された富竹と卜部に指示を送る。 命じられた二人は手信号で部隊に指示を送ると、自身の周囲に弾幕を展開した。 そして、木々の合間から光が差し込むと同時に、目の前に広がる光景に、思わず目を見開いた。 富竹 「ば、馬鹿な!! どうなっていやがる!! 先遣隊の奴等は何をしてるんだ!!」 卜部 「と、富竹さん、よく見て下さい!! あいつの足元を!!」 草壁 「ある程度の覚悟はしていたが、矢張り、全滅していたか……だが、問題ない。富竹!! 卜部!! 左右に展開しろ!! 相手は一人だ!! 此処で仕留める!!」 富竹・卜部 「「おうっ!!」」 草壁と草壁の部隊が得物を抜くのを確認した二人は標的を左右から挟み込むように部隊を動かすと、草壁の指示通り、ありったけの弾幕を放った。 放たれた弾幕により、土煙が舞い上がり、標的が視界から映らなくなったものの、既に草壁達は標的の位置と、予測行動範囲を粗方把握している。 つまり、標的は自分達の行動は分からないが、此方には地の利と数の利があるのだ。 草壁 「異変を前に散った影山さんと、そして、貴様にやられた仲間の分だ!!」 能力による肉体強化により、一気に標的へと肉薄した草壁は、両手に握られた刀を思い切り振り上げた。 草壁 「人間の……メアリーズの力を、思い知れぇぇぇぇ!!!!」 渾身の力を以って振り下ろした二振りの刃。 最早、かわす事は不可能と思われたその時、草壁は聞いた。 標的の……東風谷 早苗の言葉を。 早苗 「ざっと見て100人前後ですか。私一人をやるために随分と集めたものです……しかし」 草壁 「っ!!」 草壁の動きがピタリと止まる。 それも空中で、振り下ろされた二振りの刀を軸に、ピタリと止まった……否、止められたのである。 早苗 「そうですね、私に一発でもグレイスさせたかったら今の10倍の戦力を用意して下さい。そうすれば、二割の力で相手をしてあげます」
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早苗さんまじハンパないw
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自分の中の早苗さんはこんな感じです。
富竹と聞いて、脳裏にあのフリーのカメラマンが出てきた……。 早苗さんの戦闘力は一体どれだけなんだよ←
何この早苗めちゃくちゃかっこいい

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