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attention→注意・厨房猿美キャラ崩壊・ねつ造・腐・注意←attention 『 名 前 』 「美咲」 そんな女みてえな名前も、呼ばれるのも嫌いだけど 「…美咲」 猿比古に呼ばれるのは…あんま嫌じゃねえ 俺にとって猿比古って存在を『ヒトコト』で表すのはムズいけど 「美咲?」 (…ああ、猿が呼んでる) 猿比古にとっても、きっと俺は少し『特別』で それは、自惚れとか、そんなんじゃなくて 「美咲!」 こうやって呼ばれる度にそう、思う。そう、感じる事が出来る だってさ?普段は何にも興味ねえって顔した奴が、そんな猿比古が 「美咲!どこだよ!」 まるで。かあちゃん探して泣き叫ぶ小せえガキみてえに必死に呼んでんだぜ? 「…んあー、俺、ここ」 まあ猿自身はぜってえ気付いてねえし、認めねえだろうがな 「………チッ、人を買い出しに行かせて、自分は昼寝かよ」 いかにも不機嫌って顔して 「だって…寝みかったんだもん」 「…もんじゃねえーよ」 それなのにすぐくっ付いて来る身体のどっか 「ん、わりいわりい、ふぁ…」 「チッ、反省してねえな」 それが心地好くって、思わずまた閉じた瞼の向こう 「……さる、…」 「あ?つか、寝るならせめて昼メシ食ってからにしろ」 どっちがかあちゃんかわかんねえな。そう言って笑ったのに、代わりに出たのは違う言葉 「………だか、ら」 「…はあ?」 本格的な眠気に拐われながら、手探りで探した熱い掌 「美咲…?」 大丈夫。俺はかあちゃんじゃねえけど、ここにいるぜ? 「…さる」 だから笑って呼べよ だって俺は 「美咲」 お前に名前呼ばれんの 「……ん」 嫌いじゃねえから
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