里芋

最初に読んだ時に、「嗚呼!」と胸を打たれ、そしてレビューを書きたいと思ったのだけれど、中々その感情を言葉に表すことができませんでした。 おそらく多くの人が共感できる感覚であると同時に、そこから抱く印象や追憶はそれぞれ異なるのだと思います。 日常からの一時の逃亡を試みて、世界に溶けてしまいたいと願う程、漠然とした不安はますます不確かなものに。それが広い空の下ならなおさら、自分の存在の置きどころがわからなくなる。 ……少年はこの旅の先に、何かを見つけることはできたのでしょうか。

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