リンダマン

フジミドリさん ??ぼんのさんのコメントへの反応 リズミカルな文体! 嬉しいお言葉を、ありがとうございます♪実は今回、 その点が課題でもありました。 プロでやっていくためには、独自の文体を持つことだ と、よく言われます。名前を伏せても、その人だとわ かる個性豊かな文体というわけですね。 よくある書き方の本や、カルチャー教室の講師などが 言いそうな心構えですが(笑) 私は敢えて違う道を選びました。携帯小説を書き始め てから、自分への課題として段階を踏んできたのが、 視点人物に合わせて、文体を変化させる試みです。 リズムや言い回しはもちろん、言葉選びや漢字を使う かどうかなども工夫を凝らしました。手間のかかる作 業でしたが、楽しんで取り組めました。 私の場合は、文体を微妙に変化させることで、より深 く視点人物の内奥に入り込めました。作者である私 が、物語上に現れるのを軽減できたと思います。 作者である私が物語に現れると、視点人物が急に平板 になってしまうのですね。陰影のある丸みがなくなり ます。 一方で、視点人物は、やはり私の分身でもあります。 ですから、何人もの自分を、演じ分けるようでもある わけです。 それには、できるだけ客観的に突き放して見る必要が あります。過去の自分を、前世のように離れて見られ なければならないと感じています。 ぼんのさんが想像された前世は、なかなか興味深いで すが、既に突き放して客観的に描写されているからで しょうね。 今が大事というのも、よく聞かれる言葉ですが、私が 今回表現したかったのは、三次元の肉体世界とは別の 自分なのです。 肉体世界は、次々と過去になってしまいます。時間と 空間があるからですね。本当の今とは、時空を超えた 次元にしかないと考えているのです。 いつも感想を頂けて感謝しております。次で、最後に なります。 2

この投稿に対するコメントはありません