神楽 佐官

 小説、読ませてもらいました。  100ページあたりまで読んだ感想です。  まず丁寧な文章で、映像的な描写が優れている、と。  ただ描写というのは、読む相手に『うまいな』と思わせる反面、いちいち読むのは面倒臭いという諸刃の刃で、初対面の読者だといちいち作者の設定に目を通さない人もいると思うんですよね。やり方次第だと思いますけど。  SFというジャンルだと、どうしてもとっつき辛い描写も必要になってくるのかもしれませんが。  あと作者様が独自の世界観を表現したくて、あれこれ書きたくなってしまうのかもしれないですが、その分物語のドラマ性が薄れているかもしれないと感じました。キャラ同士の掛け合いとかもありますが、ストーリーとはちょっと関係が薄いなと。  話のテンポもちょっと遅いな、と。  世界観とかカッコいいっスよ。ただその分とっつき難いかも。  その辺、作者様もうすうす気づいているかもしれず、途中でギャグとか挟んでいる場面があります。まあ、有史くんがファースト第四艦隊の配属の理由がそもそもねぇ……。  それとSFの世界観なのに、いきなり魔術師が出てくるのには違和感を覚えました。べつにSFの世界に魔術師出ていいんですけど、それを納得させる仕掛けが足りないかなと。 『舞台は宇宙?軍隊?学園?加えて魔法に科学?ロボット戦争?冒険活劇SFファンタジー』と冒頭の照会文にありますが、ひょっとして作者様は書いていて迷いがあるんじゃないのかなぁと疑ったりしています。  ……というのが、今のところの感想です。  普段甘口なんですが、なんかえらく辛口になってしまいました。  まあ、お前書いてみろと言われたら言葉に詰まりますけどね。 (;・∀・)  あ、ヒロインのシェリル可愛かったですよ~。  あとキャラの名前付けにセンスを感じました。いや、世界観に合わない名前つけているな~って結構あると思うんですよ。あと戦闘シーンとかもカッコよかったです~。文章も語彙が豊富なので、教養あるな~と感じました。  ……もしも、このレビュー不快だと感じたのなら、言ってくれればあとで削除しますので(汗)。
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レビューありがとうございます。自分はこういうレビューこそ大切にしたいので、ぜひそのままでお願いします。そうですねぇ・・・裏設定もろもろで魔術師でてきてるんで、ここでお話していいのかどうか・・・。とりあえず理由があると今は伝えておきましょう。書いてて迷っている・・・それもあるかもしれませんね。書きたい内容があまりに多すぎて、何を書くべきか何をまだ書かないべきかかなり悩みます。一応、完全にプロットができているのはいま書いている一巻を含めて三巻まで。アイデアとしては最終巻の予定では十二巻までで、裏設定のアナザーストーリーのアイデアがかなり。もともとアナザーの方が最初に考えてた話で、それを熟考している

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