浮左 志知

 まぁその、なんだ。  物事には限界があり、時間が有限であることなんてわかってはいたさ。  豆腐だってプリンだって賞味期限が切れたら不味くなるし、場合によっては毒になる。  しかし、だ。  期限があるというのは即ち限界を『そこ』だと決めて諦めることなのではないか。  何故限界に挑戦しないのだ。しろよ。がんばれがんばれできるできる富士山だ!  閑話休題。  ともあれ、人は限界に挑戦してしかるべきなのだ。  それは必ず成長へと繋がるのだから。  だから『あともう五分寝てたい』というのも、『あと一週間休みがほしい』というのも、成長の足掛かりとなるのだ。僕の持論においては。  まぁ社会生活をおくる一個体たる僕には、そんな限界に挑戦する勇気がない。単位ほしいし。  所詮僕も有象無象だということだ。  つまり何が言いたいかというと。  グッバイ、夏休み。

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