紆曲 晴人

シャー芯が刺さった。 1㎝程のシャー芯が。 痛い、そりゃ痛かったが 小指を勢いよくぶつけたときよか大分ましであった。 一番強調したいのは1㎝のシャー芯が、足の裏にしかも直角にどうやって刺さったのか。 どうやって、奴が直立していたことである。 『1㎝のシャー芯が直立していた』奇妙さと 『それを折ることなく踏んで、足裏に刺してしまった』というある意味での自分の間の良さ。 そこに面白さがある。 “もっと凄い傷を負ったことがある” と言われても困るのだ。 だってそれは、当たり前のことだから。 何が言いたいか? 『流離いの英雄。』 第四章 -目覚めの主役 更新したんだな。 紆曲 青人

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