チャゲ&ブツ

文字数制限から、続けて送らせて頂きます、すみません。 ・ライトノベル特有の簡易的な表現を目指した結果に起きたと思われる所々の描写不足 おそらく、簡易的で読者に理解してもらいやすい言葉と表現を並べようと心掛けたのかな、と思いましたが、そのせいか描写が不足していたり、違和感を覚える箇所が時たまに見受けられました。例をあげるとすれば、 P5 『淡矢が慌てて声をあげるのを無視して、部室や自宅を目指す生徒に紛れる。あいつは文芸部に所属(部員一名、淡矢含む)をしているので、これ以上追ってこない』  と、 P98 『いつもの台詞を口にして、ソラは浅く笑う』 という二つを挙げましょう。 P5に関する問題指摘箇所として、この文章の前に主人公がどうゆう体勢を取っているか明記されていないのです。 私はこの文章を見るまで、彼が教室から出る「立った」状態である事に気付かず、椅子に座っている情景をイメージしていました。(勝手な想像に至っていたわけですが) そして、なぜ淡矢さんが“文芸部だから”追って来ないのかも理解が出来ません。たった一人の文芸部員であったとしても追うことくらいはできるでしょうし、帰路までとはいかないものの、下駄箱辺りにまでなら追ってくる可能性は十分にあると思われるのです。 簡潔に言えば、追って来ない理由付けとしてはあまりにも不十分じゃないかなと感じたのです。 次にP98について、この場面はソラから掛かってきた電話を主人公が受け、会話しているシーンですよね? 流れから察するに主人公視点で話が進行しているように思えるのです。 そのはずが、視認出来ないソラの仕草が確定的に表現されているのに違和感を覚えました。 この場合、私個人では『いつもの台詞を口にするソラ。彼が浅く笑っている映像が容易に想像できた』や『いつもの台詞を口にしたソラから小さな吐息が伝わってくる。きっと小さく笑んだことによる呼吸の漏れだろう』といった風に、確定的にではなく、あくまで個人の想像の範疇で表現するのが正しいのではないかな、と思いました。(すみません、こんな拙い表現で……見苦しかったら消去して下さい)

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