トム

 最新頁まで読ませて頂きました。  ボリュームがある作品にも拘わらず、最新頁まで読めたのは、作者様が一文一文を丁寧に書かれているからだと思います。  物語の設定は、作者様が思案を重ねて創作されたと思われ、私の読む限りでは矛盾のようなものは感じられませんでした。  今から少し辛口になってしまいます。  私が読んで、主人公の事をもっと書いて欲しいと思いました。  作品の中にある三つの事件(「影の恐怖」「炎の虎」「小さな音色」(「最後のメリークリスマス」はまだ完結していないので、コメントは控えさせて頂きます))は、ハッピーエンドとは言えない結末でした。ただ、物語の性質上そうなってしまうかも知れません。  主人公はこれまで、後味の悪い思いをしながらも幾多の事件を解決してきました。  ただ、主人公の事柄(過去等)を書いている部分が少ないので、彼は高い報酬を得る為に、仕方無くこの仕事をしているように感じられました。  私としては、主人公がこの仕事をする切っ掛けになった過去の出来事や、後味の悪い部分を具体的に表現していった時、彼の魅力がもっと出てくるように思えました。  ただ、あくまで私個人の感想ですので、参考として読んで頂ければ幸いです。  では、失礼します。
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